山梨県立美術館
裸の大将放浪記でおなじみの山下清画伯の展示会で実物の「長岡の花火」の貼り絵を観ました。何千人もの観衆が見上げる中、色とりどりの花火が上がっている情景を見事にそして精密に表しています(必見)。幼少期高熱の後遺症で吃音となり、小学校の時に精神薄弱児が集う市川の学園でちぎり絵と出合い、その後放浪の旅に出ました、後に作品が有名になり本来の放浪が出来なくなりましたが、日記は書き続け、その内容は落語の噺のようで味のある文面に思わず笑いそうになります。その場ではスケッチのみで詳細な情景を何年たっても覚えており、作品つくりに取り組んだようです。味わい深い展示会でした。